「家事」という言葉を聞くと何を思いつきますか?

掃除、洗濯、料理、買い物…。

代表的なものには名前がありますが、具体的なジャンル分けをするほどでもない、細かくて日常的な家事が実はたくさんあるんです。

それらは「名もなき家事」と呼ばれています。

名もなき家事とは?なぜ気づかれにくいのか

「家事」という言葉を聞くと何を思いつきますか?

掃除、洗濯、料理、買い物など。家事の主となる作業はすぐに頭に浮かびますが、

じつは「名もなき家事」と呼ばれる料理・洗濯・掃除のように名前がついている家事以外の、細かくて目立たない作業があるんです。

どれも毎日の暮らしに欠かせない作業ですが、「家事をやった」とは言われにくい仕事なんです。

主婦じゃないと気づきにくい理由はとても単純です。

いつも家事をしている人だけが、その

「やらないといけない細かな作業」

を知っているからです。

してない人からすると当たり前すぎて

「いわれないと気が付かない」

なんてことが多々あります。

主婦じゃないと気づきにくい名もなき家事の具体例

名もなき家事は、想像以上に多く存在します。

実際にどんな作業があるのか見ていきましょう

① 食事まわり

  • 洗った食器を拭く、片付ける
  • 調味料の補充
  • ガス台、水回りの掃除
  • まな板、台ふきなどの除菌
  • 冷蔵庫の掃除
  • 食卓の清掃

買い物や、料理、洗い物。だけが炊事にかかわることだと思われがちですが、意外と細かな作業がたくさんあり合わせると結構時間がかかります。

② 洗濯まわり

  • ポケットの中身確認
  • 裏返った衣類を直す
  • 洗剤の補充
  • 取り込んだ後の仕分け
  • 洗濯機の糸くずフィルターの掃除

洗濯機に入れて回すだけじゃなく、干したり畳んだり、そのほかにもいろいろ作業があるんです。いざ洗濯しようとして洗剤がない…。なんてことが無いようにちゃんと補充したりと作業があります。

③ 生活管理

  • 家族の予定管理
  • 学校や園への提出物確認
  • 日用品の買い足し
  • ゴミ出し日の把握
  • ゴミ出し後のゴミ袋セット
  • ほこりとり

お子さんがいる家庭は、いろいろと手伝ってあげる時間も必要となります。

子供が自立して全部一人でやってるなんて思ってませんよね??

名もなき家事が積み重なると起こる問題

名もなき家事は一つひとつは数分で終わるものばかりで簡単だね。と思うかもしれませんが、積み重なると意外と大きな負担になります。

① 時間の圧迫

「ちょっとした作業」が1日30分積み重なると、1か月で約15時間。ちりも積もれば大変な作業です。可処分時間がどんどんと削られます。

② 精神的ストレス

誰にも気づかれない仕事は、評価されにくいものです。あなたがほったらかしにしたままなのに、気が付いたら直してくれていた。なんてこと心あたりありませんか?

脱ぎ捨てた服、食べたままの皿など、してもらって当たり前のスタンスでは

「なんで私ばかり…。ちょっとは手伝ってよ」という不満が生まれやすくなります。

③ 家計への影響

在庫管理が不十分だと、同じ物を重複購入してしまいます。整理してない家だと、ないと思って買ったらまだあった。冷蔵庫に同じ調味料が複数本、開封済みで奥から出てきたなど、ムダな出費につながるのです。

つまり、名もなき家事は“見えないコスト”でもあります。

名もなき家事を見える化する方法

名もなき家事の負担を減らす第一歩は、「見える化」です。家族みんながちょっと協力してくれたら負担が大きく減ることを知ってもらいましょう。そのためのステップを確認してみましょう

方法① 書き出す

1日の家事をすべて紙に書き出します。自身でも無意識にやっているものたくさんあると思いますので、一週間ぐらい、家事をしながら記入漏れがないか確認していきましょう、

驚くほど細かい作業がたくさんあることに気づくはずです。

方法② タイマーで計測

作業のリストが完成したら、毎週どのくらい時間を必要としているのか測ってみましょう。数字にすることで説得力が増します。

方法③ 共有する

時間も記入した名もなき家事リストを、家族に共有して協力を仰ぎましょう。

すると今まで「やってもらっていた」ことが明確になります。

家事は感覚ではなく、可視化すると分担しやすくなります。

家族で分担するための具体的な工夫

さて、「名もなき家事」の必要性が家族と共有出来たら、名もなき家事の負担を減らすため「仕組み化」を行いましょう

① 担当制にする

例えば

  • 在庫管理を任せて、夫に仕事帰りに買い物してもらう。
  • ゴミを集めて出すときに新しい袋をセットする

など、今の生活、協力状況に合わせて行える別の名もなき家事も担当してもらい、業務分担を行います。

② ルールを簡略化する

物の定位置を決めるだけで、片付けの手間は減ります。

  • 服は脱いだらかごに入れる。
  • 爪切り、耳かき、はさみなど、使ったら戻す
  • ストックの置き場所を決める
  • 新しいごみ袋はゴミ袋の近くに

などなど。

定位置があればだれでも補充や整理は簡単になります。

これだけでも随分と変わってくると思います。

③ 完璧を求めない

家事は60点で合格にする。これだけで心理的負担が軽くなります。

家族が協力した家事にいきなり100点を求めても、やる気を削ぐ可能性があります。

少しずつ協力してもらい、負担を減らすところから始めましょう。

まとめ

主婦(主夫)じゃないと意外と気が付かない「名もなき家事」は、家庭を支える見えない仕事です。

  • 補充や確認などの細かな作業
  • 献立や在庫管理といった準備の工程
  • 家族の予定や提出物の管理

これらは目立たない一方で、時間もエネルギーも消費します。

名もなき家事を放置すると、ストレスやムダな出費につながります。

だからこそ、

  1. 書き出して見える化する
  2. 家族で共有する
  3. 仕組み化して分担する

ことが大切です。

家事は「やって当たり前」ではありません。見えない家事に目を向けることが、家庭円満と家計安定への第一歩です。