元家事代行業経験者が感じる「家事とお金が回らない家庭」の共通点5つ
「ちゃんとやってるはずなのに、何故か余裕がない」
仕事をして、家事をして、家計もちゃんと気にしている。
それなのに時間もお金も足りない…。
家事代行業に関わる中で、たくさんのご家庭を見てきました。
そこで気がついたのが
家事とお金が回らない家庭には、驚くほど共通点がある
ということです。
この記事では、
兼業主婦として、その現場を見てきた観点から
「余裕を失っていく過程の共通点」をお伝えします。
もし今、
「なんとなくしんどい」「ずっとなにかに追われている気分になる」
と感じているのであれば、その原因が見つかるかもしれません
共通点その1 「全部自分でやろうとする」
根が真面目な人ほど、「楽=悪い」と思ってしまう傾向があります
全部自分でやろうと考え、長い時間を費やしてしまいがちです。
その結果、他のことができなくなってしまい、時間も体力も削られてしまい、
思ったとおりに家事が進まなかったり、ストレスを感じてしまうこともあります。
私が家事代行業に携わっていた際、主婦の方と色々お話をさせて頂く機会がありました
「料理は必ずすべて手作りじゃないと主婦失格」とか
「年に一度の大掃除は自分でやるものだと思っていた」
と考える方が想像以上に多かったですし、
「大変だから頼みたいけど、自分でできることだから自分でやらなきゃ」
と呪いのように、自分がやらなければ、と考える人が思いの外いることにも驚きました
家事をするということは、
「家族が気持ちよく家で過ごせる環境を作る」ことが目的であり
家事すべてを自分でやることが一番大切なのではありません。
家事スキルを上げることももちろん必要ではありますが
どのように時間を有効活用し、気持ち良い家を維持するための
「プランニング力」
が大事なのではないか、と考えます。
②共通点その2「時間の使い方にお金の視点がない」
「タイムイズマネー」という言葉があります。
しかし、皆さん振り返ってみてください。多くの方が
「タイムよりマネー」
の考え方をしていませんでしょうか?
・安売りをしているから遠くのスーパーまでいく
・バスはお金がかかるからなるべく歩いている
・体調が悪くても外食は高いから自炊している
上記の3つのいずれかは皆さん考えた事があるんじゃないでしょうか?
しかしよく考えてください。
あなたの時間は無料ではありません
遠くのスーパーに行き、数十円、数百円お得な買い物をできたとしても、
数十分歩くことでバス代の数百円を浮かせることができたとしても、
体調が悪い中頑張って自炊したことで外食費を浮かしたとしても、
それ以上の価値がある
「あなたの時間」
を消費してしまっているんです。
もし仮に、長時間歩いたことで足腰を痛めてしまったら、体調不良のなか、無理して自炊したことで回復が遅れたら
結果余計な出費が増えてしまう可能性も上がってしまいますよね。
そのあたりを考慮しても今まで通り、
時間をかけて安く済ませる=賢い考え方
と考えられるでしょうか?
家庭を「株式会社〇〇家」として考えるならば
あなたやパートナーは会社役員だと言えます。
役員が取引先に手紙を送る際、郵便料金がもったいないから歩いて届けに行くでしょうか?
出張時に新幹線や飛行機が高いから、普通の電車で関東から関西まで、九州まで移動するでしょうか?
その間の時間にも役員報酬が発生している、と考えるともったいないですよね?
あなたという役員の時間にかかる価値を考えると、30分、1時間を余分に支払ってまで数十円、数百円の経費を浮かせることが果たして良いと言えるでしょうか?
その時間を、スキルアップや、リフレッシュのために使ったほうがその後の生活にプラスになると思います。
タイムイズマネー、時短こそあなたのライフスタイル豊かにするきっかけのひとつなんです。
共通点その3「家計管理が“気合と我慢”ベース」
「家計簿つけないと!」とは思うけど続けられない
家計の管理は生活していくうえで必須!だけどどうしても続けられない。って人、多いんじゃないでしょうか?
なぜ家計簿が続かないのか?
それは大体の場合が
「細かすぎるから」と「まとめて後でやろう!」だと聞いたことがあります。
心当たりがあるかた、も多いんじゃないでしょうか?
レシートをにらめっこして数字を記入して、電卓で合計を出して…。
1週間分レシートまとめてやろうと思ったらレシートが足りなかったり
一ヶ月ためてしまって心が折れたり…。
でもちょっと待ってください
家計簿をつけるのはなんのためでしょうか?
そう、「家計の管理」をすることです
レシートの数字を記録することじゃありません。
家計簿をつけることで満足してませんか?
いざ家計簿をつけても今月は使いすぎたなーとか思って終わりですよね?
それは「予算をたててない」からなんです。
「株式会社〇〇家」を健全に運営していくには
実際の支払いと元々計画していた予算を比較する
「予実管理」をしなければなりません。
この「予実管理」こそが「家計と管理する」ということなんです。
予算というのは例えば
・今年は旅行に行くから〇〇万円必要
・年間の食費はだいたい〇〇万円
・そろそろ洗濯機買って8年だから買い替えるかもしれない
といった今年の予算から
・3年後に子供の進学があるからそれまでに〇〇万円おいておきたい
・5年後には家を買いたいから頭金と初期費用で○○○万円はためておきたい
・定年までに○○○万円はためておかないと
といった中長期の予算から年間の貯蓄目標なんかも必要になってきます。
一度に全部やるのは大変だと思いますので
今年の予算を試しに立てるところから始めてみてください。
意外と予算に入れてない出費が出てくるかもしれませんが
それは来年以降の予算立てに活かせれば問題ありません。
少しずつで問題ありません。ぜひ、予算を立てるところから始めてみませんか??
※「FP.経理勤務経験者がおすすめする、家計簿の目的と考え方」を後日、記事にまとめたいと思っています。
共通点④「平日の食事が重荷になっている」
毎日欠かさずやらないといけない炊事。
大変な家事ランキングの上位に必ず挙げられています。
毎日しなきゃいけないし、買い物から調理、片付けまで考えると時間も労力も必要だし
そもそも毎日の献立を考えるのが本当に大変。
「なんでもいいよ」と言わず、なんでもいいから言って〜。って思っちゃいますよね…。
「タイムイズマネー」という事を考えても、毎日の炊事を上手にやりくりしている人は家事スキルが高いイメージがあります。
プロの料理人だった私から、もしアドバイスをするとすれば
「上手に手を抜く」
これだけです。
プロの現場でも場所と用途に合わせ、缶詰やパックなんかも使いますし、冷凍したり、つき置きしたりなんて当たり前です。
毎日その場で料理を作る、ではなく
まとめて作って毎日の負担を減らす
という感じです。
実際、家事代行の料理代行のご依頼をいただいた際、
〇〇人の料理◯食分を作って
といったご依頼が大半でした。
お弁当のおかずに併用できるメインのおかずを数品と副菜を日数分×2種類
といった感じで3時間程度で完成します。
平日分の5日分をすべて作り置きにしなくても、
下味をつけ、当日簡単に焼くだけにしたり、上手にミールキットなんかも活用することで
上手に平日の炊事を「手抜き」にしちゃえるというわけです。
毎日の炊事が楽になるだけで日々の家事への負担、減ると思いませんか?
共通点⑤「仕組みを作る前に頑張っている」
人は毎日、小さなことから大きなことまで「選択」を強いられています。
これが多いか少ないかも非常に大事で、考えることが多いとどうしても頭がいっぱいになってしまいます。
例えば
・毎朝食べるものは〇〇
・毎週金曜日はカレー
・仕事に行く服装は曜日で決める
・予定外に欲しいものが出てきたときは、一週間後にまだ欲しいと思えるのであれば
などなど、決め事を作ってしまえば考えることなく行動できるので、脳のリソースを減らすことができます。決めてしまえば悩むことなくルールに従って行動すればいいだけです。
主婦にとっては、買い物、献立、どんな家事をいつやるか。選択を迫られることが日々たくさんあります。
頑張る前に、回る仕組みを作る
ルーティーンにしてしまえば、悩まなくていいし、時間配分もある程度想定できるので空いた時間を作ることも可能です。
この記事のまとめ
家事とお金が回らない原因は、
「あなたがダメだから」ではありません。
多くの場合、
やり方と順番が間違っているだけです。
このブログでは、
家事代行の現場経験、FP2級、調理師としての視点から
「がんばらなくても回る暮らし」を作る方法をお伝えしていきます
次の記事では、
家事代行業を運営して分かった
「やらなくていい家事」について、具体的に紹介します。
